蟹の爪から考える
皆様お疲れ様です。東陽町で活動するパーソナルトレーナーの宇多村 大介です。
皆さんは、
【 蟹の爪 】
に挟まれたことありますか?ワタシは、
【 父の田舎が海に面していた 】
ので、小さい頃はしょっちゅうやられてました←
それでも、指が切り落とされるとかの大怪我ではなくてですね。
【 挟まれて『イテーーーーー!』と騒ぐ位のレベル 】
ですが、一回大物と出くわしまして。
波が来て、砂煙が上がって水中が濁って中が全く見えなくなったんです。そして波が引いた時に振り返れば足の真横に奴がいました。たぶん今考えれば、
【 ガザミ、ノコギリガザミ】
っぽかったです。もしそうで足の指を挟まれていたら、
【 間違いなく指を切り落とされていた 】
と思います。偶々運良く、ことなきをえましたが。
前置きが長くなりましたが、
【 蟹の爪の中の筋肉の形状は羽状筋 】
です。ですから肉がパンパンに詰まってますし、ギューッと挟み込む、
【 異様なまでの力を発揮 】
します。挟む力で有名なのは先のノコギリガザミや、
などです。ヤシガニなんかは、
【 ライオンが咬む力と同じくらいの力がある 】
そうです。タスマニアンキングクラブも画像を検索すると、もう化け物としか思えません。コイツの爪に挟まれたら、
【 指どころではなく、命の危険 】
を感じます。
【 コーヒーの入ったスチール缶を真っ二つに切り裂いたり 】
厚さ20センチの鉄筋を簡単に折り曲げたりします。これは、
【 羽状筋だからこそ出来る力の発揮 】
です。よく上腕三頭筋が羽状筋、上腕二頭筋は紡錘筋ということで、
【 力の発揮の特性を比較 】
されます。正確に言うと上腕二頭筋は紡錘状筋、または平行筋といって、
【 筋繊維が筋肉の長軸に平行に並び、いかにも筋肉という形 】
をしています。紡錘状筋はよく伸び縮みするのが特徴で、折り畳むような動きに長けていますが、
【 その代わり筋繊維の数は少ない 】
です。対して上腕三頭筋は羽状筋で、
【 筋繊維が鳥の羽のように 】
斜めに走っています。平行に走っている紡錘状筋と比較すると、
【 筋肉はあまり伸び縮みしません 】
しかし、
【 同じ体積であれば 】
羽状筋の方が筋繊維の数が多い。つまり、
【 同じ体積なら羽状筋の方が筋力が高い 】
ということです。そこで先程の蟹です。
【 蟹の爪の中は典型的な羽状筋 】
です。伸び縮みを犠牲にして、
【 ギューッと大きな力を出すように 】
出来ています。逆に蟹の爪が紡錘状筋だったら、あんなに挟む力は強くないはずです。
【 上腕二頭筋だったら伸縮性に優れる、ならばどうするか?上腕三頭筋だったらしっかりと力を加えることが大事になってくる、ならばどうするか? 】
と、
【 筋肉の特性を考えてトレーニングすることも大切 】
ですね。
それでは🦀
ワタシのnoteはこちらから↓↓↓
パーソナルトレーニング、オンラインパーソナルトレーニング、カウンセリングのお申し込み、お問い合わせはこちらから↓↓↓
ptutamura@gmail.com